【第36回】運転資金・設備資金(銀行業務検定財務3級講義)

今回授業で取り扱った運転資金は、理解するのが非常に難しかったと思います。実際に運転資金をいまいち理解できていない経営者はたくさん存在していて、それが原因で会社が倒産するケースも多数あります。

例えば、5:39以降の例題のような状況。

当期は前期と比較して売上が好調だとします。販売需要に応えるべく、大量の仕入れを行うため、企業の貸借対照表には大量の売上債権と棚卸資産が計上されます。

ここで、「やったー!めっちゃ売上増えてる〜♪」とウハウハになっていると、いつの間にかCashが無くなっていることに気が付きます。そのまま買掛金の決済や、給与の支払ができず倒産…みたいなケースです。

経営者が資金について理解できていないと、上記のような、利益はでているのになぜか倒産する、いわゆる「黒字倒産」に陥ります。

皆さんの上司は、資金について理解してますか?

理解できていなそうなら、くれぐれも黒字倒産にはご注意を。

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